技術コラム第3回「FIT40円/kWhは、熱を捨てる前提で計算されている」を公開しました

技術コラムの第3回として「FIT40円/kWhは、熱を捨てる前提で計算されている 2027年度の判断と稼働率の問題」を公開しました。

2027年度について、小規模バイオマスへの支援の打ち切りは決まっていません。同時に、40円/kWhの継続も決まっていません。取扱いは2026年度の調達価格等算定委員会で改めて検討されます。

本稿では、その判断の土台にある数字がどう作られたかを、2015年度から2026年度までの調達価格等算定委員会の意見書11年度分をたどって検証しました。資本費62万円/kWという想定値の出所、価格算定における熱の扱い、そして設備利用率が想定76.5%に対して実績47.4%にとどまっている背景を整理しています。

あわせて、同じ未利用材でも2,000kW以上と2,000kW未満で設備利用率に約28ポイントの差があること、その背景として弊社が林野庁およびNEDOの事業で確認してきた燃料と炉形式の適合問題を示しました。

【第3回】FIT40円/kWhは、熱を捨てる前提で計算されている 2027年度の判断と稼働率の問題を読む

あわせて、第1回「回転ドラム乾燥機はなぜ燃えるのか 過乾燥とCO発生の因果」、第2回「乾燥機を止めても、危険は下流へ移動する 搬送・集じん・貯蔵に残る火災リスク」もご覧ください。

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この記事を書いた人

笹内 謙一のアバター 笹内 謙一 代表取締役 / 技術士(総合技術監理・衛生工学部門)

株式会社PEO技術士事務所 代表取締役。技術士(総合技術監理/衛生工学部門)、技術士登録番号87790号。大手プラントエンジニアリング会社を経て、2019年に当事務所の代表取締役に就任。バイオマス発電・ガス化発電の技術評価、燃料乾燥装置の開発、事業性評価を専門とし、設備を販売しない中立の立場で発注者側の技術支援を行っています。経済産業省「令和6年度新エネルギー等の保安規制高度化事業(バイオマス発電設備の事故防止のための調査)」では、固体バイオマス燃料の燃焼・火災・爆発の原理と事故の類型化を扱う章を執筆。NEDO「バイオマス技術導入ガイドブック」、日本木質バイオマスエネルギー協会「バイオマスボイラー導入マニュアル」の作成にも関与。木質チップ乾燥装置 Dried Sieve®(特許第7875570号)の発明者。バイオマスガス化発電の係争案件では、裁判所選任の技術鑑定人を務めています。

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