技術コラム– category –
バイオマス発電・ガス化発電の実務で実際に遭遇した技術的な論点について、公開できる範囲で解説しています。
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技術解説
バイオ炭とは何か ― 炭にして土に戻すという考え方
バイオ炭とは、空気を絶って350℃以上で加熱して作る炭のことです。木炭とどこが違うのか、なぜ炭にすると炭素が土の中に長くとどまるのか、加熱温度を上げると収率は下がり安定性は上がるという設計上のトレードオフ、土壌改良効果とその限界、そしてJ-クレジット制度での炭素貯留量の数え方までを、初めての方にも分かるように解説します。 -
技術解説
タールを測る ― ガスのどこで何を測れば炉の状態が分かるのか(バイオマスガス化とタールの科学 その4)
タール対策がうまくいっているかは、測ってみなければ分かりません。ガスのどこで測るか(炉出口・除去装置の前後・ガス化設備とエンジン設備の受け渡し部)、何を測るか(タール濃度・露点・微粒子・ガス組成と温度差圧)、正式なタール・プロトコルと現場で使えるメタン濃度や差圧の指標を解説します。 -
技術解説
タールとどう付き合うか ― 炉の中で分解するか、炉の外で取り除くか(バイオマスガス化とタールの科学 その3)
タール対策の考え方は、炉の中でタールを分解する一次対策と、炉の外で取り除く二次対策の二つです。時間・温度・混ぜ方、平らな酸化層、細粉やクリンカの害、二段階式ガス化、除去装置ごとの得意なタールと廃水・廃棄物の問題を解説し、炉の形式ごとの対策の組み合わせを露点で整理します。 -
技術解説
タールを分類する ― 一次・二次・三次タールと露点(バイオマスガス化とタールの科学 その2)
タールは生まれた温度で顔ぶれが変わります。一次・二次・三次タールの違い、ガス化ガスがエンジンにとって厄介な燃料である理由、そして冷却器や吸気系でタールが凝縮し始める温度「露点」を、五つのタールクラスの考え方とともに解説します。露点を決めるのは総量ではなく、ごく微量の重いタールです。 -
技術解説
ガス化炉の中で何が起きているか ― タールはなぜ生まれるのか(バイオマスガス化とタールの科学 その1)
木質バイオマスのガス化発電で、炉の形式やメーカーを問わず最も多いトラブルが「タール」です。木の8割以上を占める揮発分が熱分解で生むタール蒸気は、木がガスに変わる途中で必ず通る中間生成物であること、固定床ガス化炉の四つの層と、タールが炉の中で「残る」か「消える」かを決める条件を、熱分解を初めて学ぶ方にも分かるように解説します。 -
技術解説
FIT40円/kWhは、熱を捨てる前提で計算されている 2027年度の判断と稼働率の問題
2027年度の小規模バイオマスは、支援の打ち切りも40円/kWhの継続も決まっていません。決まっていること・いないこと、今後の検討スケジュール、そして40円という価格が熱電併給でない設備の実績から売熱をゼロと置いて組まれ、11年間そのまま使われてきた経緯を、調達価格等算定委員会の公開資料をたどって整理します。 -
技術解説
乾燥機を止めても、危険は下流へ移動する 搬送・集じん・貯蔵に残る火災リスク
バイオマス乾燥設備の火災は、乾燥機を止めても終わりません。集じん設備・搬送経路・貯蔵サイロへ危険が移動する仕組みと、停止シーケンスの組み方、設計時に確認すべき7項目を整理します。 -
技術解説
回転ドラム乾燥機はなぜ燃えるのか 過乾燥とCO発生の因果
バイオマス乾燥設備の火災は、熱風温度が高いから起きるのではなく、乾ききって水による冷却が失われた瞬間に始まります。過乾燥の機序、COが先に現れる理由、そして危険なのは入口ではなく出口である理由を整理します。 -
技術コラム
木質バイオマス発電講座(第1回 小型バイオマスガス化発電について)
ホームページリニューアル前に掲載していたバイオマス発電講座です。再開希望が多かったため再掲します。内容が古いので機会を見て更新したいと思います。 第1回 小型バイオマスガス化発電について 私が小型バイオマスガス化発電の開発に携わってからもう...
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